韓国料理の中でも特に愛されている「キムチ」。
その多様なバリエーションの中でも、今回特に注目したいのが「生キムチ」。
韓国では「コッチョリー겉절이」と呼ばれるこのキムチは、その新鮮な素材感と独特の味わいで、多くの韓国料理ファンを魅了しています。
では、この生キムチとは一体どんな料理なのでしょうか?
今回は、生キムチの魅力に迫ります。
目次
1.生キムチ(コッチョリー겉절이)とは!?
2.名前の由来
3.生キムチの歴史
4.生キムチの健康効果
5.生キムチを楽しむためのコツ
1. 生キムチ(コッチョリー겉절이)とは!?
生キムチ、またの名をコッチョリー겉절이とは、新鮮な野菜を主材料にした韓国の伝統的な発酵食品の一種です。
このキムチは、発酵させずに直ちに食べることができ、シャキシャキとした食感と野菜のフレッシュな味わいが特徴です。
ご飯のお供というよりサラダのようにそのまま食べられることができるキムチで、味付けも普通のキムチより薄めにするのが一般的です。
主に若い白菜を使い、にんにく、生姜、唐辛子などの調味料で味をつけます。
他のキムチと違うところは、ごま油を入れたり、砂糖を普通のキムチより多めに入れ甘めにすることです。
韓国の茹で豚のボッサムに付いているキムチはコッチョリが多いです。
2. 名前の由来
コッチョリー겉절이という名前は、韓国語の「コッ(겉)」と「チョリ(절이)」から成り立っています。
コッ(겉)は外面、外、表を意味し、チョリ(절이)はチョリダ(절이다)から来ており、漬ける、塩漬けにするという意味を持ちます。
つまり、コッチョリー겉절이は文字通り「外側を漬ける」または「表面を塩漬けにする」という意味合いを持ち、新鮮な野菜を長く漬けず軽く味付けして楽しむ料理であることを示しています。
3. 生キムチの歴史
生キムチは比較的新しい食べ方とされていますが、新鮮な野菜を活用し、季節の変わり目や収穫期においしく楽しむ韓国人の知恵を反映しています。
いちばん多く食べる時期は、冬にかけて長く食べていたキムジャンの時に漬けたキムチがなくなる春でと言えます。
冬の間食べるキムチはしっかり塩漬けし味も濃いめですが、生キムチは浅漬けで味付けが薄めです。
そのため、新鮮な野菜を大量に摂取することで、栄養も取れることで重宝されています。
4. 生キムチの健康効果
生キムチは、発酵キムチに比べて異なる健康効果を持っています。
発酵させないことで、野菜の生の酵素やビタミンが失われることなく摂取でき、消化を助け、体内のデトックスにも役立ちます。
また、新鮮な野菜を豊富に使用するため、食物繊維もたっぷりと摂ることができます。
5. 生キムチを楽しむためのコツ
生キムチの最大の魅力は、その新鮮な食感と味わいです。
この特性を最大限に生かすためには、調理後はなるべく早く食べることが重要です。
また、辛さを控えめにし、甘めにすることで辛い物が苦手なお子様やお年寄りの方も一緒に楽しむことができるキムチです。
それから生の牡蠣や海鮮などを加えて自分好みの味にできます。
生キムチは単品で食べるのはもちろん、ご飯や他の料理のアクセントとしても絶妙にマッチします。
生キムチ(コッチョリー겉절이)は、韓国料理の新たな魅力を提供する一品です。
新鮮な野菜のシャキシャキ感と爽やかな辛味を楽しみたい方には、ぜひ試していただきたい逸品です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は、新大久保で生キムチが美味しいキムチ王子お墨付きのお店をご紹介します。
お楽しみに!
それでは、今日も美味しい一日を!
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