所沢の街角で、時間が静かに焙煎されていた。
10年前、暮らしていた街。
久しぶりにぶらぶらと歩いた所沢で、偶然のように、必然のように出会ったのが
Kieido 珈琲工房 でした。
店に一歩足を踏み入れると、鼻先をくすぐるのは焙煎したての豆の香り。
どこか理科室のようで、どこか工房のようで、そして確実に「職人の城」。
店主と向かい合い、コーヒーの話を聞く時間は、まるで豆が育ってきた土地を一緒に旅している感覚になります。

品種、焙煎度、抽出。
どれも理屈はあるけれど、最終的に残るのは「どう感じるか」。
その場で飲ませていただいた一杯は、派手さではなく、完成度で語りかけてくるコーヒーでした。

香り、甘み、余韻。
口だけで終わらず、心に残る。
そんなスペシャルティコーヒーです。
シンチョンカフェでテスト販売をスタートします
この感動を、シンチョンカフェのお客様にも届けたい。
そう思い、Kieidoさんの豆をスペシャルティコーヒーとしてテスト販売することにしました。

今回使用するブレンドは、三つの個性が美しく重なっています。
- ブラジル
しっかりとしたコクと、土台を支える安定感 - コロンビア
口に含んだ瞬間にふわっと広がる、やさしい香り - グァテマラ
飲み終わりに鼻へ抜ける、爽やかで上品な余韻
どれかが主張しすぎることはなく、まるで長年連れ添った三人組のような調和。
毎日飲んでも飽きず、気づけば「またこれを選んでいる」タイプのコーヒーです。
スイーツと寄り添う一杯として
シンチョンカフェのスイーツは、甘さだけで押し切らない設計。
だからこそ、このコーヒーのバランスが活きます。
店内仕込みのカムジャパンとコグマパンの香ばしさ。
熱々スイーツのやさしい甘み。
その横で、そっと寄り添い、最後に全体をまとめる存在。
主役になりすぎない。
でも、いないと完成しない。
そんなコーヒーです。

店舗情報 Kieido 珈琲工房
所在地:埼玉県所沢市
形態:自家焙煎珈琲工房
特徴:スペシャルティコーヒー専門、自家焙煎
公式サイト:https://beansshopkieido.com/
偶然の再会が、新しい一杯につながりました。
このコーヒーが、誰かの日常に静かに溶け込んでいくことを願っています。
シンチョンカフェで、ぜひ味わってみてください。


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